ヒビノツブヤキ~高齢ママの育児日記~

ある日突然下の娘に判明した腎臓疾患について記録を残しておこうと始めた覚書のようなブログです

DMSA腎シンチグラフィ

ツブヤキを書いたのにupしてなかったのでブログ上、日にちがおかしなことになってますが検査は昨日無事終わりました。

 

 

結果から話すとやはり右の腎臓は99%機能しておらず、しかしほんのわずか機能してるのでオシッコは作られていてそのオシッコがどこかからずっと出てしまっている、ということでした。

CTで順を追ってみてみると両側の尿管は確認できるのですが、左は膀胱に収まっていくのがわかるけど右は膀胱には入ってかず、でもその後見えなくなるのでやはり異所開口であろう、とのことでした。

しかし、場所はCTでも今回のシンチでもわからなかった。

なので今度はその異所開口がどこにあるのかを調べます。

そのために次は全身麻酔で腹腔鏡を使った手術での検査です。

全身麻酔なので二泊三日で入院です。

 

娘と全く同じ症例のお子さんがこの1~2年の間に2人いて、その2人ともが腎臓を残して尿管を膀胱に戻す方を選択されたそうです。

 

昨日した腎シンチの検査はラジオアイソトープという放射線医薬品を静脈注射、またはカプセルで体内へ入れて目的臓器に「目印」をつけ、特殊なカメラで撮影することでその臓器の血流や機能を調べることができるそうです。

放射線医薬品、とか言われるとそんなの体内に入れて大丈夫?と思うけど人体に直接働きかける効果効能はないそうで副作用もないとのことでした。

 

娘の場合はまだ4歳なので検査中に動くと危ない、とのことで今回も眠る薬を飲んでからの検査でした。

前回もそうでしたが、「何かされる!!」という動物的勘が働いて娘はなかなか寝てくれませんが寝てしまえば当たり前ですが何をされてもそう簡単には起きません。

抱っこで検査室へ連れていき、MRIのベッドの上で固定し、検査開始。

技師さんに20分程で終わりますが中で待ちますか?待ち合いで待ちますか?と聞かれ、私は迷わず中で待ちます!と答えました。

てか、そばにいてあげていいんだ。とちょっとビックリしました。

よく考えればそうですよね、照射するのではなく、もう体内に点滴のルートから薬が入っているのだからただ機械で撮影するだけなんてすもんね。

そのためドアも開いたままでした。

 

3分×3回と8分×1回の約20分の検査。

何をするわけでもなく、ただ眠りながら検査を受けてる娘を眺めていました。

 

検査終了後、技師さんに抱えられて小児外科へ戻り、今度はレポート待ち。

この日は娘は検査後もなかなか起きなくて小児科のベッドで眠り続けました。

起きる気配もなく、ベッドで眠り続ける娘を見ていると言い様のない不安や申し訳なさで胸がいっぱいになりました。

どうしてこんなことになってるんだろう?

先月までは普通の、いや普通以上に元気な女の子だと思っていたのに。

これからの生活はどうなっていくんだろう?

そんなことを考えていたら先生がやってきてレポートが出たから説明しますね、と言われました。

あっという間に1時間近く経っていたようです。

 

先生と診察室へ入り、椅子に座ると先生は電子カルテの画面に写し出されている先程のシンチの検査結果を見せてくれました。

背中側から撮影しているので左右逆に写し出されています。

やはり左は大きく、右はモヤモヤしているだけでほぼ写っていません。

ということは機能はほぼしてない、ということです。

先生からも99%機能していない、と言われました。

でもゼロじゃない。だからオシッコが造られていてそれが異所開口しているところから常に漏れだしている。

そして冒頭の検査結果に話は繋がるわけです。

 

 

秋は学校も幼稚園も行事が多く、現にこの日も実は息子の体育参観でした。

今年はコロナで運動会が開催できない為の代わりのものです。

初めての運動会が出来なくて、その代わりの体育参観。

通常1学期ある授業参観もなかったので参観としても初めての日でした。

しかし検査の時間を考えると参観に行くことは出来ません。なので夫に行ってもらいました。

玉入れとお遊戯だけの体育参観でしたがとても楽しそうにやっていたのを夫が撮影してくれた動画で見ることができました。

帰ってきても私はいません。

頑張ったね!!という言葉もすぐにはかけてあげられないのか😢と思い、私は手書きで息子へ表彰状を作ることにしました。

 

検査が終わり、夫の実家で私たちの帰りを待っていた息子を迎えに行くと息子は大好きなゲーム中でした。

しかしゲームをやめて何かを取りに行ったかと思ったら私が書いた表彰状でした。

「おかあさん、ありがとう。嬉しかった!!😆」と私の膝の上に座りながら言ってくれました。

下の子についつい気をとられがちですが上の子もその分、たくさん我慢をしているのです。

まだまだお母さんの膝の上に座りたかったり、自分の頑張ってる姿を見てもらいたかったり、母親である私を全身で、分かりやすく必要としてくれているのだと改めて思いました。

 

 

入院となるとまた子供たちにはそれぞれに我慢や頑張ることをさせてしまう。

それはとても親として心苦しいです。

それでも頑張ってもらわなくてはならない。

代わってあげることができないから。

一緒に頑張ろう、今はそれしか言えません。

そして今後もそれしか言えないかもしれない。

そう思うと自分の無力さとかいろいろ考えてしまうけど下を向いてても仕方ないので前を向いてできることからやっていくしかありません。

 

次の検査入院までは約2週間。

ちゃんと検査できるように元気で過ごすことが今は一番大事なこと。

子供たちと一緒に今までと同じように過ごして元気に入院の日を迎えたいと思います。